【随時更新】ネタニヤフ首相 “戦闘終結は受け入れられない”
日本放送協会
イスラエルとイスラム組織ハマスの間で戦闘の休止に向けた交渉が続く中、イスラエルメディアは1日、ネタニヤフ首相がアメリカのブリンケン国務長官に「戦闘の終結を含む合意は受け入れられない」と述べたと報じました。完全な停戦を求めるハマスの主張と相反する立場で、今後の交渉は予断を許さない状況となっています。
※中東情勢に関する日本時間5月2日の動きを随時更新してお伝えします。
イスラエルとハマスの間ではエジプトなどの仲介で戦闘の休止と人質の解放に向けた交渉が続いていて、交渉を後押しするアメリカのブリンケン国務長官が1日、ネタニヤフ首相と会談しました。
アメリカ国務省によりますとこのなかでブリンケン長官は、人質の解放のための交渉についても協議し、停戦の妨げになっているのはハマスだと強調したということです。
地元メディアの「タイムズ・オブ・イスラエル」は1日、イスラエル当局者の話としてネタニヤフ首相がブリンケン長官に、「戦闘の終結を含む合意は受け入れられない」と述べたと報じています。
そのうえで「人質解放のための合意は、ラファへの地上作戦を避けることを意味しない」とも伝えたということです。
今回の交渉でイスラエルは人質が解放されれば、戦闘の終結について協議する用意があると、ハマスに初めて提案したと報じられていました。
ネタニヤフ首相の発言は、人質全員の解放には完全な停戦が必要だとするハマスの要求と相反する立場を改めて示した形で、今後の交渉は予断を許さない状況となっています。
0 Comments
Yorum ekle