石破首相「暴力に屈してはならない」 火炎瓶事件うけ街頭演説で訴え

石破首相「暴力に屈してはならない」 火炎瓶事件うけ街頭演説で訴え

 

石破首相「暴力に屈してはならない」 火炎瓶事件うけ街頭演説で訴え(朝日新聞デジタル)

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石破首相「暴力に屈してはならない」 火炎瓶事件うけ街頭演説で訴え

自民党本部の前で状況を調べる警察官ら=2024年10月19日午前8時26分、東京都千代田区、川辺真改撮影

 自民党本部に火炎瓶のようなものが投げ込まれた事件を受け、石破茂首相(党総裁)は19日午前、鹿児島県薩摩川内市での街頭演説の冒頭、「私どもは、民主主義がこういう暴力に屈することがあっては絶対にならないと思っている。選挙の期間中にこのようなことが発生をした。この選挙、そして民主主義が暴力によって破壊されることがない、そして何よりも国民、市民の安全が、安心がきちんと守られるように、今後とも万全を尽くす」と語った。 【画像】車に積まれていたとみられるポリタンク ■自民・森山幹事長「選挙活動は予定通り進める」  自民党本部に火炎瓶のようなものが投げ込まれた事件を受け、自民党の森山裕幹事長は19日朝、「犯人の動機は分かっていないが、言論が暴力によって封殺されることはあってはならず、民主主義の根幹たる選挙が行われている最中であり、今回の行為には強い憤りを覚えています」とのコメントを発表した。  森山氏は「暴力には屈しないという断固たる決意の下、各地の事情も踏まえ、選挙活動を予定通り進めることにしております」としたうえで、街頭演説などの選挙活動にあたり、安全確保対策を徹底するように指示したことを明らかにした。  小泉進次郎選挙対策委員長は19日午後、さいたま市での街頭演説で「選挙活動を縮小したり、やめたりすれば、言論の自由が暴力によってねじ曲げられることになりかねない。そんなことは絶対にあってはならないという思いで、我々は選挙活動をやめず、続けさせていただく。日本の民主主義を守ります」と訴えた。 ■野党も一斉非難「卑劣なテロ行為は決して許されない」  自民党本部に火炎瓶のようなものが投げ込まれた事件に対し、野党からも一斉に非難の声が上がった。  国民民主党の玉木雄一郎代表は19日午前、自身のX(旧ツイッター)に「選挙中でもあり、こうした暴力や卑劣なテロ行為は決して許されない。強く非難する」と投稿した。  立憲民主党の小川淳也幹事長もXに、「あらゆる暴力、実力行使に反対し抗議します。被害が最小限であることを心より祈ります」とのメッセージを寄せた。  また共産党の小池晃書記局長は朝日新聞の取材に、「いかなる動機であれ暴力は許されない。政党や政治家に対する暴力行為は、選挙で最も自由が保障されなければならない言論に対する挑戦だ」と語った。

朝日新聞社

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